@article{oai:shiga-med.repo.nii.ac.jp:00004109, author = {磯野, みなみ and ISONO, Minami and 立岡, 弓子 and TATEOKA, Yumiko}, issue = {2}, journal = {滋賀医科大学雑誌}, month = {Feb}, note = {【背景と目的】 乳房ケアの担い手である助産師は、ケア用品としての乳房下着に関する研究に取り組んでこなかった。ブラジャーとしての定着とケア用品としての歴史的変遷を明らかとし、ブラジャーの意味について再考することを目的に文献研究に取り組んだ。 【方法】 2019年5月~9月、国立国会図書館デジタルコレクションにて関連書物を検索し、研究目的に該当する35文献を調査対象とした。 【結果】 乳房下着は、乳房を隠すことを目的に女性は着用していたが、社会進出によるライフスタイルの変化や洋装の定着により、乳房を美しく見せるための役割として変化していった。1800年頃(寛政12年頃)は、ブラジャーに乳房を支持する機能はなかったが、授乳期女性にとって、乳房の締め付けは乳汁産生と分泌を妨げることが理解されていた。1880年頃(明治13年頃)には、妊娠期女性のために、乳房を支えることは良いとされていたが、マタニティブラジャーが誕生したのは、70年後の1950年代(昭和25年)であった。 【考察】 女性が着用する乳房下着は、女性性の象徴として乳房を美しくみせるといった印象が時代とともに先行し、母乳栄養を行う女性のケア用品としての意味は、欠如していたことが示唆された。助産師として、授乳する女性のためのケア用品として、乳房変化に合わせた望ましいブラジャーの機能特性の見解を世に出すべく、研究に取り組んでいく必要性がある。}, pages = {7--13}, title = {日本における乳房下着の歴史的変遷 : 乳房ケアの意味を含むブラジャー}, volume = {35}, year = {2022}, yomi = {イソノ, ミナミ and タテオカ, ユミコ} }