@article{oai:shiga-med.repo.nii.ac.jp:00004050, author = {MORIMUNE, Aina and KIMURA, Fuminori and HANADA, Tetsuro and SAKAI, Sachiko and IZUNO, Mika and KITAZAWA, Jun and TAKEBAYASHI, Akie and TAKASHIMA, Akiko and KAKU, Shoji and MURAKAMI, Takashi and 森宗, 愛菜 and 木村, 文則 and 花田, 哲郎 and 坂井, 幸子 and 伊津野, 美香 and 北澤, 純 and 竹林, 明枝 and 高島, 明子 and 郭, 翔志 and 村上, 節}, journal = {滋賀県産科婦人科雑誌}, month = {Jul}, note = {pdf, がん治療の発達により小児がんを克服する患者が増加している一方で、治療による晩期合併症として妊孕能の低下が惹起されることがある。今回、1歳の女児に対して妊孕能温存療法として、卵巣組織凍結保存を行ったので報告する。  症例は1歳11ヵ月。腹部膨満を主訴に近医を受診したところ、骨盤内腫瘤を認めた。諸検査により仙骨部原発の卵黄嚢腫瘍と診断された。BEP療法後、残存腫瘍に大量化学療法を施行する可能性があり、妊孕能温存の相談のため当科へ紹介された。親権者の同意を得て腹腔鏡下右付属器切除術、卵巣組織凍結保存を施行した。摘出卵巣の大部分が原始卵胞を有する皮質であり、組織を卵巣長軸に対して垂直に細切し、卵巣皮質と髄質を合わせて凍結保存した。術後1日目より発熱を認め、抜管時の嘔吐による誤嚥性肺炎と診断し治療を行った。  1歳児の妊孕能温存療法であったため治療に対する同意、および手術操作への配慮が必要であった。卵巣組織の構造が思春期以降のものと異なるため、組織の凍結方法を工夫した。幼児との意思疎通は困難で、慎重に術後のバイタルおよび身体所見を観察すること、家族や小児科スタッフとの情報共有、連携が重要であると考えられた。(著者抄録), Journal Article}, pages = {11--15}, title = {卵巣組織凍結保存を実施した1歳11ヵ月の女児の一例}, volume = {11}, year = {2019} }