@article{oai:shiga-med.repo.nii.ac.jp:00003383, author = {太田, 裕之 and 伊藤, 明彦 and 鵜飼, 佳子 and 小島, 正継 and 赤堀, 浩也 and 全, 有美 and 加藤, 智恵子 and 続宗, 敬子 and 山根, あゆみ and 畠中, 真由 and 橋本, 亜由子 and 辻川, 知之 and 目片, 英治}, issue = {1}, journal = {滋賀医科大学雑誌}, month = {May}, note = {症例は88歳女性。受診の約2ヶ月前より充分な介護が受けられずに臥床がちとなり、約2週間前より寝たきりとなっていた。家人が2日間不在にして帰宅すると、体動がなくなっており、呼びかけにも反応しないため救急要請がなされた。当院に搬送された際には、身体の汚染とるいそうが著明で飢餓状態であった。背部、腸骨部、右転子部、両足部には感染徴候を伴う重度の褥瘡を認めた。入院後に栄養サポートチームが介入し、治療初期におけるrefeeding syndromeを予防するために中心静脈栄養の投与エネルギーを段階的に増加させ、低リン血症に対してはモニタリングを行いつつリン酸ナトリウムを随時補充した。多発する重度の褥瘡に対しては抗菌薬の全身投与のうえ外科的デブリードマンを行い、褥瘡対策チームによる創部の処置を行った。全身状態は徐々に改善し、介助下での経口摂取と車椅子への移乗が可能となるまでADLの改善を認めた。褥瘡は肉芽形成が良好となり、体重は入院時より2.2kg増加し、%理想体重は69%から73%に増加した。入院後109日目にリハビリテーションの継続を目的として転院した。重度褥瘡を伴うような飢餓状態においてはrefeeding syndromeを念頭においた栄養管理とともに多職種による医療チームの連携が重要である。, Departmental Bulletin Paper}, pages = {42--45}, title = {重度褥瘡を伴う飢餓状態の高齢者に対してrefeeding syndromeを念頭においた栄養管理が奏功した1例}, volume = {32}, year = {2019} }