@article{oai:shiga-med.repo.nii.ac.jp:00003149, author = {森, 治樹 and 三宅, 亨 and 園田, 寛道 and 清水, 智治 and 植木, 智之 and 飯田, 洋也 and 山口, 剛 and 貝田, 佐知子 and 谷, 眞至}, issue = {1}, journal = {滋賀医科大学雑誌}, month = {Mar}, note = {Departmental Bulletin Paper, 今回,我々は食道胃接合部癌術後にイレウスを契機に発見された転移性大腸癌の症例を経験した.症例は63歳男性.食道胃接合部癌術後の経過観察中にイレウスを発症し,入院加療となった.保存的加療で軽快を認めず,精査で下行結腸狭窄に伴うイレウスと判明し,生検組織診で食道胃接合部癌の腫瘍組織に類似した腫瘍細胞が検出された.胸腹部造影CT検査で,他に遠隔転移・再発を疑う所見は認めず,開腹下行結腸部分切除術を施行した.病理組織学的に粘膜下層から筋層を主体に中分化管状腺癌が増生しており,食道胃接合部癌の病理組織と比較して類似の組織像を認め,食道胃接合部癌の転移性大腸癌と診断した. 転移性大腸癌は大腸癌全体の0.1~1%に認め,比較的まれな疾患である.転移性大腸癌は原発性大腸癌との鑑別が問題になることがあり,定まった治療方針が無いのが現状である.自験例のようにイレウスを発症する場合もあり,腫瘍の病勢,患者の状態を把握しながら手術のみならず,化学療法を含めた集学的治療を行うことが肝要と思われる.}, pages = {81--84}, title = {食道胃接合部癌術後にイレウスを契機に発見された転移性大腸癌の1例}, volume = {30}, year = {2017} }