@article{oai:shiga-med.repo.nii.ac.jp:00003147, author = {徳田, 彩 and 清水, 智治 and 三宅, 亨 and 植木, 智之 and 園田, 寛道 and 飯田, 洋也 and 山口, 剛 and 貝田, 佐知子 and 竹林, 克士 and OHTA, Shinichi and 新田, 哲久 and 谷, 眞至}, issue = {1}, journal = {滋賀医科大学雑誌}, month = {Mar}, note = {Departmental Bulletin Paper, 症例は68歳女性.上行結腸癌に対し,腹腔鏡下結腸右半切除術を施行した.術後深部静脈血栓症(deep vein thrombosis;DVT)予防にエノキサパリンを7日間投与したが,退院予定日の前日(術後11日目)より左下肢の疼痛と腫脹が出現し,術後12日目に施行した造影CTにて左総腸骨静脈から下腿静脈にかけての静脈血栓を認めた.右肺動脈にも微小な塞栓を認め,肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism:PTE)を伴うDVTと診断し,抗凝固療法を開始するとともに,術後13日目に右頚静脈からALN下大静脈フィルター(inferior vena cava filter;IVCF)を留置した.その後の造影CTにて肺動脈内の塞栓は消失したが左腸骨静脈から下肢静脈の血栓は残存していたため,術後31日目に交換を試みた.しかし,フィルターの捕捉時に左腰腹部の強い疼痛を認め,回収困難だったため,永久留置となった.経過問題なく,ワーファリンの投与量を調整し,入院第42日に退院となった.6年5ヶ月が経過した現在,大腸癌,DVTともに再発の徴候を認めていない.エノキサパリン投与にもかかわらず術後静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism:VTE)を発症し,回収可能型のIVCFが静脈壁と癒着し回収不能となる合併症を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.}, pages = {72--75}, title = {回収可能型下大静脈フィルターが抜去不能になった大腸癌術後静脈血栓塞栓症の1例}, volume = {30}, year = {2017} }